どうも。俺だ。景虎だ。
おそらくキミはこのブログの記事を見て、そんなものはないと思ったはずだ。
俺も実際に調べ始めてみる前までは、iPhoneだけでは難しいだろうと完全に思っていた。だがしかし、調べれば調べるほどわかってきたのは、「頑張れば全部フリーで、iPhoneだけでepubの電子書籍は作れる」という事実だった。
今日はそんなiPhoneだけでepubの電子書籍を作る方法を軽く解説しておこう。
もしも、わからないことがあればコメント欄で聞くように。
ググったけれど無い。我慢できるけど妥協したくないとキミは考える
キミはおそらくすでにGoogleでググってみて、「でんでんコンバータ」というものを使えば、簡単に電子書籍を作れると知っているはずだ。しかし、どう考えてもPCが無いと、このでんでんコンバータではepubの縦書き電子書籍が作れないと気づいてしまったはずだ。それにキミはおそらくiPhoneしか持っていないが、電子書籍を作るうえでこれだけは外せないという妥協できない部分がいくつかある。恐らく以下の三つだろう。
- 表紙は画像が良い
- 縦書きの電子書籍が良い
- 全部無料で作りたい。
そう。これはかなり難しい注文だ。
勿論、この間紹介した神エディターを使えば、表紙が画像じゃない、横書きのepub電子書籍を作ることは出来る。
だが、残念なことにこれは有料のアプリだし、キミが前述した三つの条件にこだわっているのであれば、画像で表紙を付けられない上に、縦書きもできない、しかも120円というクソアプリだということになる。神アプリだけどな。
さて、では先ほどの三つの条件に当てはまるアプリは果たしてあるのだろうかという話だ。結論だけ述べると、それは確かにあった。
キミの願望をかなえるアプリ「eブックメーカー」
ずばりこれだ。Yuich HARA先生本当にありがとう!
詳しい使い方はeブックメーカーの公式ヘルプに書いてある。ここでも軽く紹介するが、わからないことがあればそっちを詳しく読んでみてほしい。もしそれでもダメそうなら俺に聞いてみてくれ。
では早速作ってみよう。
eブックメーカーで本を作るまでの流れ
まず用意するものは以下の三つだ。
- 小説の本文
- 表紙
- あきらめない心
もしもなければひとまずは「あきらめない心」だけを握りしめて先に進んでほしい。
表紙の作り方などは次回解説していくし、どうしても作れそうにないなら俺に相談してくれればいい。
さて、ひとまずアプリが起動したら、プラスボタンを押して本を追加する。
そこまで終わったら次に本のタイトル、サブタイトル、著者名を書こう。最後に右上のセーブを押して終わりだ。
これでひとまずは仮表紙で、中身のない本が出来上がったはずだ。
次にそれをタップしよう。右上の長方形っぽいボタンで画像の表紙を追加、点に横線三本で目次を、ペンの部分で本文を書くことが出来る。
表紙の設定
ひとまずは、表紙を設定してみよう。長方形をタップだ。そのあとにカメラロールから表紙を選択すればオッケーだ。
すると下の画像のように表紙が追加されたはずだ。やったね!
まぁ、今回はこのブログ記事を本にするから、ひとまずは違う表紙に変えておくが、ともかく表紙を変えた本をタップだ。
本文と目次を用意していく
さて、ここからが若干めんどくさいが、まずは本文から準備しておこう。本文を書くペンボタンをタップしてまずはキミの原稿を真ん中に貼り付けよう。できたかな?
本文を貼り付け終わったら見出しなどの整形をしていこう。ここがちょっと厄介なんだが<h>とか<ruby>とか書かれたボタンがあるよな?
このhはハイライトの略、つまり見出しだ。
rubyはもう気づいたかと思うがルビを付けるボタンだ。
実はややこしんだが、このボタンを押してもタグは貼り付けられない。クリップボードにコピーされるだけなんだな。だから貼り付けたい場所を長押ししてとりあえず見出しを貼り付けていこう。
見出しのタグ付け
<h2 id=“sec-1”>初めに</h2>みたいにここからここまでが見出しだって囲ってあるよな。目次の設定をすると、目次をクリックしたときにここに飛んでくるようになるんだ。例えば、キミの書いているのが小説で、目次が、
「第一章 食う」
「第二章 寝る」
「第三章 住む」
みたいな感じなら、それぞれの章見出しのの文字に、
<h2 id=“sec-1”>第一章 食う</h2>
<h2 id=“sec-2”>第二章 寝る</h2>
<h2 id=“sec-3”>第三章 住む</h2>
とタグをつけておこう。sec-番号と書かれているのはセクション番号。つまりは章の番号ってことだな。sec-1、sec-2、sec-3、sec-4みたいな感じで書いていこう。ルビの付け方はeブックメーカーの公式サイトを見てみよう。とりあえず右上のセーブを押せば完了だ。
目次を作る
次に目次を作っていこう。さっき言ったリストっぽいボタンを押すのだ。
そうしたらなんかややこしい記号みたいなもので書かれている画面が出たはずだ。まぁ、パニクルな。キミならできる。まずは、「Table of Contents」と書かれた部分を探してほしい。これは要するに「目次」って意味だ。
そうするとolだのliだのa hrefだのって書かれている場所が見つかったはずだ。
この記号の意味を簡単に説明するとolはorderd listつまり、番号のついた箇条書きってことだ。<ol>~~~</ol>ここまでが箇条書き、つまりここからここまでが目次だよって意味だ。その中にいくつかliと書かれた部分があるだろう。
それが、liはlist item、つまり箇条書きの内容って意味だ。
わからなかったら、そんなもんだと思ってくれればいい。とにかく、下の<li><a href=>と書いてあるボタンを押してコピーして、上の画像の部分に、貼り付けていこう。そしてsec-番号と書かれている部分をさっきの見出しで設定した番号に割り振っておこう。そしてそのあとの山カギかっこと山カギかっこの間に、さっきの章見出しのテキストを書く。これで目次は完了だ。右上のセーブを押そう。
本を書きだす
本を書きだすには左上の本のマークをタップしよう。その後、書きだす本を選んでくださいと出るから、書きだす本をタップだ。
あとはドロップボックスやiBookなどに書き出せば、完了。キミだけの本が出来上がるという訳だ。
作り方のまとめ
途中でHTMLタグの説明とか入ってわかりづらかったと思うが、詳しいヘルプは公式サイトにあるから是非見てほしいと思う。それでもわからなかったらコメント欄なりで質問してほしい。ひとまず、これでiPhoneだけでepubの電子書籍が完成したはずだ!
ほら、そこ。お前が使ったのipadだろとか言わない!
完成した本がこんな感じだ。
タグが上手く表示されなかったので全部その部分だけ消してしまった……。
肝心な表紙の作り方は次回に回す
ここまで読んで実際に作ってみたキミはおそらく表紙をどうすればいいのか悩んでいるだろう。という訳で、次回、気が向いたら表紙を作る方法も書こうと思う。
そう、全部iphoneでね!
では、失敬。
かなり調べながら書いたから、時間めっちゃかかった。びっくり!
— 天王丸景虎🐯@メタバース虎人間 (@10kgtr) 2015年8月26日